表紙 多色刷り(2色・3色刷り)データの作り方

多色刷り(2色・3色刷り)は、インク色ごとに印刷を行います。
フルカラー印刷の場合とは異なり、色ごとに原稿を作成する必要があります。

データの作り方

色ごとにレイヤーまたはデータを分けた状態で、ご入稿をお願い致します。
色インクで印刷を行いますが、データは必ずグレースケールまたはモノクロ2階調で作成してください。

モード グレースケールまたはモノクロ2階調
解像度 600dpi(pixel/inch)
レイヤー名
ファイル名
■刷り色をレイヤーで分ける場合
カラーモード:グレースケール

刷り色ごとにレイヤーを分け、レイヤー名=色名(DIC○○○など)に設定してください。
※各色1枚のレイヤーになるようにしてください。

■刷り色ごとにデータを分ける場合
カラーモード:グレースケール・モノクロ2階調
刷り色ごとにデータを分け、ファイル名は色名(DIC○○○など)に設定してください。
《例》hyoushi_white.ai、hyoushi_DIC564.ai、hyoushi_black.ai
※グレースケールの場合、必ず画像を統合してください。
補足 出力見本(完成イメージ)を一緒に入稿してください。
■グレースケール・モノクロ2階調での保存が出来ないソフト(アプリ)を使用している場合
グレーのみで作成されていれば、RGBモードでもご入稿が可能でございます。
ご入稿時の備考欄へ記入を頂ければ、弊社でグレーへの変換をさせて頂きます。

発注書の備考欄へ以下をご記入ください。
「RGB以外の書き出しが出来ないソフトを使用 おまかせグレー変換希望」
■グレースケールでのトーン使用
グレースケールでトーンを使用している場合、モアレが出てしまう可能性があります。

補足

トラッピング
色同士の境界部分で下地が出ないよう原稿を作る手法を、トラッピングと言います。
(Photoshop機能のトラッピングではありません)

下地を見せたくない場合、トラッピングを付けて原稿を作成することをオススメします。
刷り色(インク)
弊社で使用しているインクは、不透明インクではない為、わずかに下の色が透けて見えます。
(メタルは他の色と比較して透けにくいインクですが、完全な不透明ではありません。)

同じインクで印刷をした場合でも、下図のようにインクの下にある色によって見え方が大きく変化します。

多色刷り(2色・3色刷り)の場合は、下になるインクの色にも注意が必要です。
白押さえ
実際に印刷をしたい部分に合わせて、下地として白インクやメタル銀などで印刷をする方法です。
多色刷り(2色・3色刷り)の場合、完全に透過を防ぐことは出来ませんが、直接印刷を行った場合よりも透過を抑えることが可能です。